講義詳細
リスクマネジメントコース(2024年度)
仮想体験で学ぶ事故からの教訓(中級)
この講義は対面講義です。お弁当をこちらで用意します。
お申し込みの受付を終了致しました。
日時 |
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定員 | 20名 |
場所 | 水江研修室 倉敷水江170番地 地図はこちら |
料金 | 24,200円(税込み) |
概要1
科目概要:
過去を思い起こしえない者は、過去を繰り返すように運命づけられていると言われている。事故においても95%は繰り返し型と言われており、実際に事故が起きてみると過去に同種の事故が起きていることに気付かされる。
本講座では、緊急停止操作時の誤操作・誤判断が原因とされる2012年のレゾルシン反応器爆発火災事故を取り上げる。講義では、本事故の事故調査報告書をもとに起きたことを仮想体験し、設備設計・プロセスの制御の考え方、緊急時の運転支援、人とDCS のインターフェイス、現場における意思疎通などを幅広く確認する。それらをもとに事故に至るまでの問題点を考え、討議し、自課において再確認すべき課題を整理する。最後に本事故例からの教訓について討議を行う。
研修目標(科目全般)
レゾルシン反応器の爆発火災事故に関する討議を通して、自職場の設備、運転、緊急時対応、人の特性、保安管理などに関する課題を再確認する機会とする。
対象とする研修参加者:
「仮想体験で学ぶ事故からの教訓(初級編)」の受講者、若しくは化学工場においてプロセスに関する一般的な知識をもつ中堅クラスの運転員・職長クラス・運転管理スタッフ、設備(計装、機械)担当者を対象とする。
研修方法
本講座では、講師による事故内容の説明の後、受講者とともに問題点・課題を討議・抽出・整理する。
科目の特徴
本科目では、事故に至った状況を再確認することで事故を仮想体験し、講師の指導と受講者の知識・経験をもとに、設備、運転管理・支援、緊急時対応、組織のあり方などについて幅広い視点で考え、発言し、問題点を整理し、自らの課題への転換を図る、参加型・討議型の研修を行う。
研修に必要な期間:
全1日間、9:00~17:00、休憩、昼食を挟んで講義・討議を行う。
受講生数:18名(対面)
講師 元石油化学協会技術部長 岩間啓一
概要2
各コマ概要:
コマ1:講義の進め方を説明する。
コマ2:レゾルシン反応器の爆発火災事故の説明
事故調査報告書にもとづいてレゾルシン反応器の爆発火災事故の説明を行うとともに、受講者と一緒に設備設計・プロセスの制御の考え方、緊急時の運転支援、人とDCSのインターフェイス、現場における意思疎通などを確認する。
コマ3:事例からの問題抽出
ガイドワードを用いて事故の進展ごとにグループ討議を行い問題の抽出を行う。
コマ4:自プラントへの課題
コマ3で抽出した問題を自プラントの課題へ整理し直し、自課で確認すべき事項を明確にするとともに、最後に本事故例からの教訓について討議を行う。
講義概要
この講義は対面講義です。お弁当をこちらで用意します。
お申し込みの受付を終了致しました。